ルイ・エクトル・ベルリオーズの生涯・作風・代表曲<クラシック音楽の有名作曲家・音楽家一覧<初めてのクラシック音楽

「標題音楽」というジャンルを確立したベルリオーズの生涯・作風・代表曲


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ルイ・エクトル・ベルリオーズの生涯

ルイ・エクトル・ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz)

医者の息子としてフランス南部のラ・コート・サンタンドレに生まれたルイ・エクトル・ベルリオーズ(803年12月11日 - 1869年3月8日)は、まともな音楽教育を受けず、楽器を演奏することもできなかったが、大作曲家になった類まれな音楽家。

ベルリオーズは、1821年家業を継ぐため18歳でパリの医学校に進学します。

しかし、芸術家たちが集うパリに出たベルリオーズは、音楽に目覚めてオペラ鑑賞に熱中し、パリ音楽院教授のル・シュールから作曲を学びます。

翌1822年ベルリオーズは、父親の反対にもかかわらず医学の道を捨てて音楽を学び始めたため、父親からの送金が途絶えてしまい経済的に苦労することになりました。

1826年(23歳)にベルリオーズはパリ音楽院に入学し、本格的にオペラと作曲を学び、ついには交響曲(オーケストラ)の分野に「標題音楽」を確立させました。

1830年(27歳)に作曲した「幻想交響曲」は、ベルリオーズの最高傑作となります。

ベルリオーズは、楽器を演奏することができませんでしたが、当時60人を追えることが滅多になかったオーケストラを150人もの規模で編成し、ヨーロッパ中を驚かせました。

ベルリオーズは、女優のハリエット・コンスタンス・スミッソンに恋をするが失恋し、その後ピアニストのマリー・モークと婚約します。

しかし、ベルリオーズがローマ留学中にモークは、ピアニスト兼ピアノ製造家のカミーユ・プレエルと結婚してしまいました。

パリに戻ったベルリオーズは1833年(30歳)、かつて恋をしたスミッソンとめでたく結婚しますが、幸せな結婚生活は長くは続きませんでした。

その間ベルリオーズは、1834年に交響詩「イタリアのハロルド」、1837年には「死者のためのミサ曲」、1838年にオペラ「ヴェヌート・チェリーニ」、1839年に劇的交響曲「ロメオとジュリエット」などの大作を作曲。

1842年スミッソンと別居したベルリオーズは、歌手マリー・レチオと恋に落ちます。

その後ベルリオーズは、1846年に音楽劇「ファウストの劫罰」、1849年には「テ・デウム」、1854年オラトリオ「キリストの幼時」を発表し好評を得ました。

1854年妻のスミッソンが亡くなったため、ベルリオーズはマリーと正式に結婚しますが、1862年にマリーも亡くなってしまいます。

妻に引き続き、1867年には我が子のルイまでもが亡くなってしまい、ベルリオーズはすっかり衰弱し、1879年66歳の生涯を閉じました。

なお、ベルリオーズは、モンマルトル墓地で、二人の妻ハリエット・スミッソンとマリー・レチオと共に埋葬されています。

ルイ・エクトル・ベルリオーズの作風

当時の多くの音楽家たちが幼い頃から音楽の才能に溢れていたのに対して、ベルリオーズ楽器も弾けず、まともな音楽教育も受けずに少年時代を過ごして大作曲家になった音楽家です。

そのためベルリオーズの作風は、独創的で想像力に溢れていました。

ベルリオーズ最大の功績は、オーケストラの分野において「標題音楽」というジャンルを確立したことです。

ベルリオーズの標題音楽手法は、音楽を単なる音楽として作曲するのではなく、オーケストラによって物語を語るように構成されています。

標題音楽として特に有名なものは、ベルリオーズの代表作「幻想交響曲」で、この曲は女優スミッソンとの失恋体験をもとに作曲され、フランス革命という当時の不安定な社会情勢や人間の奥に潜む心を反映していました。

ベルリオーズの作品は、当時としてはあまりにも先を行き過ぎていたため、彼の作品を理解する人は少数でした。

ルイ・エクトル・ベルリオーズの代表曲

交響曲
・「幻想交響曲
・「レリオ(「幻想交響曲」の続編として作曲)

交響詩
・「イタリアのハロルド

声楽曲
・「レクイエム」・・・死者のための大ミサ曲
・「テ・デウム」

劇的交響曲
・「ロメオとジュリエット

音楽劇
・「ファウストの劫罰

オラトリオ
・「キリストの幼時」

序曲
・「ローマの謝肉祭
・「リア王」

歌劇(オペラ)
・「ヴェヌート・チェリーニ」
・「トロイ人

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