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クラシック音楽用語:カノンとは?


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カノン

カノン Canon(英) Kanon(独) canone(伊)

カノンとは、主題(元になる旋律=メロディーのこと)を模倣しながら後続の旋律が次々に追いかけて演奏する様式の曲をいい、一般には輪唱といいます。

ちなみにフーガもカノン同様追いかけて演奏しますが、カノンは旋律を厳密に模倣しているのに対してフーガは主題以外の旋律に自由が許されているため、カノンより複雑な曲を書くことができます。

カノン様式を用いた作曲技法の多くはルネサンス時代に生まれますが、やがてホモフォニーが現れるとカノン様式を用いることが少なくなりました。

カノンは、その形式によっていくつかの種類があります。

カノンの種類

▼声部相互の音程間隔
同じ旋律をカノンの各声部が、同じ音で始まる場合を「同度のカノン」、異なる音で始まる場合は声部間の音程差により二度のカノン、三度のカノン、四度のカノン・・・・・・といいます。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハは「ゴルトベルク変奏曲」において、同度から九度にいたる九つの音程差のカノンを示しました。

▼多重カノン
多重カノンとは、同数の旋律が同数の追唱によって模倣される形式。
2つの旋律が2つの追唱によって模倣されていれば二重カノン、3つの旋律が3つの追唱によって模倣されていれば三重カノン、同様に4つなら四重カノン、5つなら五重カノン・・・といいます。

▼平行カノン
平行カノンとは、主題をずらして重ねた(音符がそのまま平行移動した)ような形式。

▼反行カノン(回転カノン)
反行カノン(回転カノン)とは、追唱の旋律が主題の高低と逆の形式。

▼逆行カノン
逆行カノンとは、追唱の旋律が主題と時間的に逆の(旋律を後ろから前にならべた)形式。

▼拡大カノン
拡大カノンとは、追唱の旋律が主題の音符の長さの整数倍の形式。 例えば、旋律が2倍になっている場合、追唱はその旋律の中盤で曲が終了することになります。

▼縮小カノン
縮小カノンとは、追唱の旋律を主題の音符の長さの一定比率で短くした形式。

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